2003-10-11(Sat)
■ イタリアン寿司屋
行ってきました。
以前にもらったチラシのために勝手にイタリアン寿司屋と呼んでいたのです。何が「イタリアン」なのかというと、A4裏表のチラシに普通に寿司のメニューが書いてある他に、
1)一部イタリア語が併記されている。(営業時間・曜日、メニューの見出しなど)
2)イタリアワイン(主に)に関する薀蓄など
3)お魚とイタリアに関する思い入れたっぷりの語りつき
などなど。勝手に想像するに3)は店主に近い身内(息子?)の人が書いたのでは・・・
以前近くを通った時に見た外観は普通のお寿司屋さんでしたが、入ってもやはり普通のお寿司屋さんで、カウンターと小さいお座敷のみ。ふらりとは入れなかったなぁ、予約しておいてよかったとまず思いました。
色々迷った末に、おすすめ握りと松茸の土瓶蒸しなどを。おいし〜(イマイチ、土瓶蒸しの食べ方がわかってないんだけど)。お寿司もお魚がおいしくて、おぉこれはと思って日本酒を頼んで、チビチビ。私たち以外のお客さんは皆常連さんみたいで、話をなんとなく小耳に挟んだり何を注文してるのかなぁとか、カウンターの中を見たり。追加の握りや、お隣がおいしそうに食べてるのを真似て、イカのゲソをあぶったものを頼んでみました。素材がいいのでシンプルな料理もおいしかった。
すいません、グルメじゃないものでおいしい以外の感想が言えなくて。
お店はやはり家族でやってるらしく、いかにもがんこ寿司職人という風貌の大将(服装もいわゆるお寿司屋さんでハッピのような上っ張りに坊主頭にハチマキ姿)+短い髭をたくわえた息子(白いシャツと黒いズボン、ビストロで働いてる人のような格好。30歳)+女将さん(大将の奥さん)。で、判明したのは息子は8年間ローマ(?)に寿司職人として行っていて、帰国して今のようなスタイルで営業が変わっていったらしいです。予想通りちらしは息子さんがやっていて、しかも彼の方が道楽のイタリアかぶれ(失礼)と思っていたら、大将もイタリア好き(イタリア語も少しできる?)で、10月末には2週間ほどイタリアに行くらしいのです。実は娘さんの結婚式をナポリで挙げるとかで。見た目とのギャップでビックリ(またまた失礼)です。昔は本当に「頑固親父」の寿司職人をしていた(本人談:気に入らなければ帰ってくれ、なんてことも言ってましたからねぇ)
「押し寿司が食べたい、とか言っちゃいかんよなぁ。」とボソッと言ったのは関西の人Q。最後に英国ロールという巻ものとお茶でお勘定。鮭の皮をあぶったものとわさびマヨネーズとねぎ、でした(ツーン)。お勘定も2人で飲み食いして6,000円台だったのですよ。こじんまりとしたお店でリラックスして(私にしては)色々会話などして、ちらちらと次回のためにメニューのチェックも怠らないようにし、いい感じにふらふら〜となって帰ってきました。来月また行って、イタリアの話を聞くのだ。
by wasabi/mic