2003-02-08(Sat)
■ ストーカー ONE HOUR PHOTO
ロビン・ウィリアムスのイタイタさが嫌いなので、普通だったらキャスティングでNGになってしまうんだけど、予告と監督のミニインタビューを見て楽しみに見に行った。もしかして、今年初めての映画?
ロビンのあいまいな雰囲気というか存在感のなさがポイント。監督曰く、意識的に彼の服装が背景に溶け込むような微妙な色合いにしてある、ということ。それを意識してみると、確かにそうなのだ。そして、白っぽい画面が不自然に続くから、色が出てきた瞬間ものすごいインパクトがある。スーパーのシーンは本当に見事だと思う。構図も色々連想させるところがあって、すごく計算してある感じ。
最初のタイトルの出方からニヤリ。他にも、色んなところにカメラを意識した要素がある。
タイトルが「ストーカー」というのとは、ちょっと違う。これで損してるのでは?
人間なんて紙一重、ですよね。コワ哀しい映画でした。
ベントン先生転職ですか?日本のオタク(?)大衆文化の広がりすごいなぁ、こんなとこまで出てくるなんて。など、細かいツッコミポイントもありました。
■ ボウリング・フォー・コロンバイン
すごく混んでるらしい。最近は色んなメディアでとりあげるたびに、やめてぇ〜人が増えるからと絶叫してる。
いつ行こうか迷っていたら、今日行ったシネコンにチラシが置いてあったので、拡大公開されるのかも。楽しみに待ってようかな。でもまだHPには出てないのが少し不安。
2004-02-08(Sun)
■ JAL SAUDE! SAUDADE...
いつもこれを聞くと、ああ日曜日も終りだなぁとたそがれる。
■ 麩
今日のDASH村では、麩を粉から作っている所を初めて見た。えらく手間のかかるものだったのだなと知る。実は私、麩が子供の頃から大好き(←こう言うとなぜ?といつも訝しがられる)だったんだけど、最近は食べることがないなぁ。
■ ゴールデングローブ
その後チャンネルを変えたら、ゴールデングローブ賞の特集をやっていたらしい。ちょうど1部(60年の歴史を紹介)の最後だったので、そのまま2部(今年の授賞式)を見る。テレビと映画の業界の人たちが、一同に揃うことはほとんどないらしいですね。ディナーショー形式とか言ってたけど、出席者はテーブルにきちんとつく形式。結構テーブル間が詰まっていて、ステージに出て行くときは間を掻き分けて行く位。それとステージでのパフォーマンス披露がないせいか、随分アットホームな感じだった。
受賞した人たちのスピーチでは、ビル・マーレイ(ファンです)、ショーン・ペンの代理のクリント・イーストウッドがよかったかな。テレビの人たちはあんまりわからないや。ロビン・ウィリアムズ*1も、ウィットの効いたさすがの作品紹介だった。その紹介された「マスター・アンド・コマンダー」は、嵐の中を叫んで会話を交わすシーンだけで、何のことやらよくわからなくって、それはそれで笑ってしまった。
でも、個人的に一番印象的だったのは、主演女優賞(コメディ)を取ったダイアン・キートン。「誰それありがとう」という通り一遍なのとは全然違った素敵なスピーチだった。ジャック・ニコルソンとキアヌー・リーブスに追いかけられる恋愛映画らしいんだけど、ユーモラスに映画の紹介をしながらそれに関わった人たちを讃える心のこもったものだった。メモを見ながらというのが最近には珍しいスタイルで、きちんとメッセージを伝えようという姿勢が素敵。・・・年をとってもロマンスはできるのよ〜なんて、かっこいいではありませんか! 主演のニコルソンとあわせて125歳とか。
*1 この人、うるさくてあまり好きではなかったんだけど、いい感じにひいて来たと思う。そういえば、明日は「フィッシャー・キング」(BS-2)やるし。
by wasabi/mic