2004-03-07(Sun) [長年日記]
■ ラーメン鉢プロジェクト
お昼を食べた後に手帳を買いに行く予定だったのが、テレビのおかげで行きそびれ。「おーい、ニッポン!」しかもなんと、こしゃくな(笑)佐賀県編にしてやられてしまった! たまたま見たのが有田焼でラーメン鉢を作ろうという"プロジェクトArita"のコーナーだったために、器好きとしてはついつい・・・ 丸一日かけてその月の都道府県を特集する番組の中、企画〜試作〜披露という流れが夕方まで引き伸ばされまくってしまったわけです。
有田焼でラーメン用の器というのは初めての試みだそうで、それに対する窯元さんたちのプライド(作家性への拘りや何故そんなものを作るのかとか)、不況のために新しい試みをしようという新旧の葛藤など。これまでの窯ごとの特色を持った器から14の窯元が共同で開発し売り出そうとする方向を固めるまでがまず大変。そして、いくつもの試作品を作りそこから2つに絞り込み、できたものをよその人に試してもらい、そのダメ出しで振り出しに戻ってしまった後、再度発想を変えて試作品を作り、最終的に完成品を作っていくというものでした。最終的に出来上がってきたのは、1つの型に絞って機械で整形し、塗りなどは窯元さんごとの個性を打ち出したもの。形がすばらしくきれいで、ちゃんと有田焼のような雰囲気になってる! 絵付けもシンプルな白地基調のから、赤、黒、青の多いものなどなど。
小ぶりの器は柄によって、これにはこんな料理を盛って・・・とワクワクする、どれも欲しい〜〜と思わせるものになっていました。商品化されるのかなぁ。
考えてみたら、地元にいた時にはラーメンなんてあんまり食べたことはなかったんだよな。料亭に卸す以外の器を作るのに抵抗を感じるという考えの他に、ラーメンをあまり食べないというのがそもそもあったのかも(>有田焼)とふと思った。
ところで、出演者について。地元でもないアキラ(中尾彬、佐賀県に窯を持っているらしい)は詳しすぎます。レミは人の話を聞かなすぎです。梅津アナウンサーの語りは熱かった!
by wasabi/mic