2003-02-23(Sun) ♪Fast As You Can /Fiona Apple [長年日記]
■ ボーン・アイデンティティ THE BOURNE IDENTITY
あんまりいい評判は聞かないんだけど、原作が割と好きだった記憶(あいまい)があるので見に行ってきた。記憶を失った男(工作員)が攻撃を受けると自然に身体が反応して闘ってしまうとか何ヶ国語も自然にしゃべってしまうとか、職人的なシチュエーションは好きだ。んで、地味でマッチョなイメージではない「らしくない」マット大西くんがボーンというのは、悪くないキャストだと思った。別にキャラが立ってなくてもいいの、ストーリーがしっかり回ってくれれば。
ミニでパリの街でのカーチェイス(ミニだからというのが生かされてる)あたりはいいかな。アクションも変なカンフーではなくて、ぼこぼこ効果音入りの拳闘(こぶし系)だったので、オーケー。ただ、ストーリーが直線過ぎ。ひねりがなさ過ぎだよ・・・原作と人物の設定が随分違ってたような気がしたんだけど、そのせいか? 連れは思いっきり寝てましたがな。最初にスイスの銀行に行ったあたりで、もうヤバイと思ったらしい。テンポが悪くて、長く感じられた。オチも特に・・・なぜ、あの地味なお姉さんがとか色々、細かいこと。あっ、それと伏線かなと思わせといて全然拾わないのはどうかと思うぞ。
「一番の見せ場はさ、ペプシの西部劇のCMをフルバージョンで見たことだよね。」とQ。うん、ロベカルが何で頭に泡をつけてるのかわかったよ。あれ、ペプシの泡じゃなかったんだ・・・カシージャス、ベッカムのペプシ横取りするなよ、と見当違いの方向に話は進んでいったのだった。
by wasabi/mic